和歌山県新宮市熊野川町滝本にある本谷の滝巡りに、
滝のお仲間と二人で出掛けてきた。
県道44号線を那智勝浦方面に向かうのだが、
カーブ続きの狭い道なので時間も掛かり疲れる道程である。

県道沿いに宝竜滝、野々滝の立派な案内板があるがその先は通行止めで、
案内板近くの広くなっている所に駐車し通行止めの先に入って行く。
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かつての駐車場と思われる広い所から左側に進むと宝竜滝が見える。
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宝竜一の滝は大釜を持つ直瀑で、すぐ上段には二の滝もチラッと見える。
エメラルドグリーンの滝つぼと新緑は素晴らしく美しく、
落水の飛沫を受けながら静と動の絶妙なバランスに感動する。
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宝竜一の滝から戻りさっきの広い所を右に進むと野々滝がある。
整備されていたであろう遊歩道は崩壊しているので渡渉しながら進み、
右手に野々滝が見えてきたら右岸側より滝前に。
落差40mと言われる分岐瀑は箒のように末広がりな流線を持ち、
その滝姿は落差以上の迫力を感じさせる。
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野々滝を後にして宝竜滝の先の沢へと入って行く。
まずは宝竜一の滝の左岸の岩壁を登るのであるが、
切り立った崖に古いロープもあるルートを行く。
絶壁感はあるもののホールドも適度にあり取り付いてみれば道が見える。
ただ高度感は相当にあるので慎重に。
代わりに絶壁の直登なので宝竜一の滝の高巻きはすぐで、
その先には宝竜二の滝が待ち構えている。
宝竜二の滝も一の滝同様に大釜を持つ直瀑で、
一の滝から見上げた時は見えなかったが二段の滝となっている。
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一の滝からの巻き道に戻り左岸から二の滝を巻いて行くと、
宝竜滝の上はゴーロ帯となっており巨石が転がる。
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さらに沢を進んで行くと、下コッペ滝と言われる8m程の斜瀑。
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下コッペ滝は右岸をフリクションで直登するがなかなか滑る。
最後の沢への下降が滑りやすく、ここは安全にとロープを出す。
その先にあるのはコッペ滝。
深い大釜を持つ滝だが残念ながら水量は少なめ。
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コッペ滝を左岸から巻き取水堰堤を越えると、
平維盛の住居跡と言われる「藤綱の要害」と書かれた所に出る。
本当にここに隠れ住んだのであればさぞ大変だったであろう。
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平維盛の住居跡のすぐ先には奥コッペ滝。
水量もあり幅広の迫力ある流れである。
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奥コッペ滝を右岸から巻き、ナメの先に再び現れたゴーロ帯を進むと
やがて支沢との出会いがあるのでそこを左に進む。
小滝を越えて進んで行くと落差30mと言われる燈明滝がある。
非常に特徴的な岩肌で、大きな丸い岩が積みあがっているように見える。
ちょうどお昼時でお腹が空いていたからなのか、
色と言い質感と言いおはぎを積み重ねたようにも見えてくる。
ここで滝を眺めながらの至福のランチタイム。
アフターのコーヒーも最高に美味い。
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燈明滝を右岸から巻くとすぐ上には白滝がある。
こちらも燈明滝と同じように大きな丸い岩肌のおはぎスタイル。
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白滝を右岸から巻きゴーロ帯を進んで行くと3つの大岩が行く手を阻む。
見れば左岸際にロープがあり、まずは一番左岸側の大岩によじ登る。
そこからさらに真ん中の大岩に乗り移り最終的には右岸の岩に行くのだが、
乾いた岩だがよく滑るためとても厄介で、特に真ん中の岩から右岸の岩へは、
腰以上水に浸かるか飛び移るかのほぼ二択。
よほど上手にやればほとんど濡れずに行けるかも知れないが滑ればドボン。
水も冷たいし腰まで浸かるのは勘弁なのでここはジャンプ一番で飛び移る。
無事着地したがここで滑ったらすごく悲しい。
微妙な難所を乗り越えればすぐにナベラゴノ滝がある。
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沢歩きはここまで。
ナベラゴノ滝右岸から不明瞭な仕事道を探りながら行くとフェンスが見えてきて、
フェンス沿いに進み開けた植林帯に出た後目印に従い尾根道に行けば、
導水管の為の巡視路と合流しあとは快適な遊歩道的下山となる。
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事前のリサーチで滑りやすい沢だと言う事は承知していたので、
今回はフェルトソールの沢タビで歩いたのだがそれでも危うい所も多く、
もしラバーソールであったらギブアップしていたかもしれないと思った。

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