和歌山県白浜町日置八草谷にある日本の滝100選のひとつ八草の滝。
前回春分の日に訪れ工事中のため進入できず遠望に涙した。
その時のリサーチで日曜は休工だと分かったので今回は日曜狙い、
そんなこんなで前回は無駄骨ではなかったと言う事にしておきたい。

県道37号線にある日置川に掛かる久木橋の西側の袂から入るが、
その先工事中であるので近くの広くなっている所に駐車する。
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道なり川沿いを歩いて行き素掘りのトンネルをくぐると分岐に出る。
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はっきりと上下に分かれた踏み跡があるが、
注意して見ると真ん中にも薄く踏み跡があるのが分かる。
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その真ん中の踏み跡をたどると、鍋津呂谷の滝へ行ける。
歩き始めた橋の所からは20分程だった。

鍋津呂谷の滝は対岸からの俯瞰になるが、
その直線的で立体感のある造形はとても素晴らしい。
下りて滝前に行こうと思いルートを見たが、
手前にかなり深いポイントがあるので止めておいた。
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鍋津呂谷の滝から分岐に戻るが手前で左手に支流が見える。
その支流を渡り日置川沿いにある遊歩道を歩いて行くのだが、
かつてはちゃんとした道であったのだろうと思われるその道も、
後半は上から崩れてきた砂利で埋まっていて面影もなくなっており、
ほとんど斜面のトラバース状態。
斜めの脆い足場を進んで行くのだが、滑ればそのまま日置川に転落する。
やがて遊歩道が支流とぶつかり山側に遊歩道が続いていて、
進んで行くとネットでよく紹介されてている橋の所に来た。
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橋を渡ると八草の滝の案内もありそこから滝へはすぐ。
鍋津呂谷の滝から八草の滝までは25分程掛かった。

ここまで来て思ったこと、やはり遠望とは比べ物にならない。
白浜町HPによれば落差22mとなっているが30m以上あるように見えるが、
一般的に多めに盛った寸法はよく見かけるが少な目な申告は珍しい。
事前の下調べでは地味な評価が多い滝であったが、
個人的にはとても美しい好みのプロポーションで、
岩の感じと言うか地層の感じと、段になって流れる姿が絶妙である。
集水域が狭いので場合によっては枯れ滝になるようで、
その点からすればこの時はまずまずの水量と思って良い。
出来ればもっと水量のある時の姿も見てみたいものである。
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