福井県南条郡南越前町岩谷にある夜叉ヶ滝。
国道365号線から県道231号線へ進み広野ダムを目指す。
広野ダムに突き当たると夜叉ヶ池と書かれた案内があるので右折。
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途中からダートになる林道を5km程走ると登山口駐車場がある。
毎年6月初めに山開きとなり、ハイシーズンには沢山の人が訪れるようで、
20台程度は駐車できるスペースも空きがない場合もある模様。
その場合は多少歩くが手前にも幅が広くなっている区間があるのでそこに止める事になる。
駐車場にある樹齢400年とも言われるカツラの大木。
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鳥居をくぐると登山口。
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登山口から整備された登山道を歩く事30分足らずで、
対岸に見える形で夜叉ヶ滝と対面する事が出来る。
夜叉ヶ池は有名であるが途中にある夜叉ヶ滝は登山途中のオマケ扱いで、
スナップ程度の紹介は多数あるものの滝の詳細はよく分からなかった。
登山道を外れれば簡単に滝前に行けると勝手に想像していたが、
実際は見下ろす形でかなり急な崖向こうになる。
ザイルを伸ばせば下りて行けると思われる所はあるが支点がなく、
どうにか作ったとしても登山道を横切る形になるので迷惑でしかない。
と言う事で滝付近からの降下はまず無理と思われ、
どうしても滝下に行くとなれば登山口の所から入渓して約1kmの遡行になる。
登山道からは沢の様子が見えない所も多いので難易度は行ってみないと分からない。
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と言う事で当てが違ったので滝下アタックは早々にあきらめて、
たまにはと、普通の人が楽しむ夜叉ヶ池へのハイキングに切り替えた。
登山道には沢山のコアジサイが咲いていた。
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よく整備された登山道だが滝を過ぎてからは急登が連続し気楽なお散歩ではなかったが、
山の上にある澄んだ池はとても神秘的でいつもとは違う不思議な感覚であった。
広角では収まりきらず魚眼で撮ったので実際よりこじんまりと見える。
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ヤシャゲンゴロウと言う夜叉ヶ池だけに生息する固有の種がいるらしいが、
池の周囲は立ち入り禁止のロープが張られているので近づいて見ることは出来ない。
ただもうお気付きだと思うが、そっち方面には元々興味もないのでそう残念でもない。
池の先へ行くとニッコウキスゲ、イブキトラノオ、アザミなどが咲くお花畑があった。
涼しい風に吹かれながら池の前で弁当を食べてすっかり満足し早々に下山したと言う次第。
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