長野県須坂市米子にある日本の滝100選のひとつ米子大瀑布。
昨年の10月に一度訪瀑しているのだが、
今回は氷瀑になったお姿を拝見したいと滝のお仲間とご一緒した。

通常ならば林道米子不動線を走って行けば整備された駐車場まで行く事が出来、
そこから滝への散策となるのであるが、平成29年11月6日~平成30年4月末までの期間
その林道米子不動線は冬季閉鎖となっている。
冬季閉鎖中であるので当然除雪などはされていないので車の乗り入れは出来ず、
滝にご対面するには林道を歩いて行くしかない。
その時期や積雪量にもよると思われるが、たどり着くには新雪の積もる林道を約7km、
3時間半歩いてのようやくの到着となった。

そこからもまた雪に悪戦苦闘しながらまずは不動滝とご対面だが、
秋に対峙した姿とはまるで違う巨大なブルーアイスと化した不動滝に言葉を失う。
誰かが言っていたがまさしくモンスターである。
見れば不動滝の左岸にもう一つ氷瀑が見え、それこそが幻の黒滝で、
前回訪れた時には水流はなく岩壁が黒く濡れていた程度であったが、
水が少ない滝程氷瀑に成長しやすいと思われこの冷え込みにあぶり出されてのご登場。
想像以上の双瀑の饗宴に時を忘れて戯れた。
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不動滝を後にして次の目的でもある権現滝へ向かったのだが、
秋にあんなに水量のあった直瀑がとんでもない氷瀑に姿を変えていた。
岩壁に囲まれそびえる権現滝は凄まじい存在感を放ち、
その前に立つ自分がいかに小さな存在なのかを思い知らされる。
あちこちから写真を撮りシャッターを切るたびに歓声を上げてしまう。
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いつまでも見ていたいが帰路も長いので後ろ髪を引かれながらの撤収となった。
素晴らしき紅葉に映える米子大瀑布、モンスター氷瀑と化した米子大瀑布、
まだ見てはいないが新緑と夏、この滝こそ四度の滝ではないかと思った。

過去の訪瀑
2017年10月17日

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