三重県名張市赤目町長坂にある日本の滝100選のひとつ赤目四十八滝。
アクセスについては迷うことなき観光滝である。
それゆえに観光タイムを外す為に早朝に訪滝した。

約4kmにわたって続く赤目の渓谷に22の名のある滝が次々と滝が現れるが
そのうちのいくつかは枯れ滝であったし、滝と呼ぶには規模的にかなり無理のあるものも多い。
観光開発された渓谷はとても無残な印象で、景勝ポイントに茶屋があるなど愚劣の極みである。
なんでも明治の中ごろまでは不動滝より奥は原生林で、足を踏み入れる事が出来なかったとの事。
いっそそのまま保全していた方が良かったのではないかとさえ思える。
予想していた事とは言え全くワクワクしない滝見になってしまった。
パワースポットとも言われているようだが、個人的にはパワーダウンした。
もし100選滝でなければ訪れる事はなかったであろうが、
逆に言えば100選滝でなかったらこんな姿にされる事もなかったのかも知れない。

上流に位置する出合茶屋から入渓し、
一旦正門?に当たる日本サンショウウオセンターの所まで一気に下って下流側から観瀑した。
撮影しながらの散策になるため全行程4時間以上掛かった。
それだけ歩きながらの長い撮影であったので滝撮影は軽量な LUMIX DMC-G5 で通した。
前述の通り枯れ滝も多くあったので、流れていたものだけ紹介していく事にする。

撮影機材:Panasonic LUMIX DMC-FT20




撮影機材:Panasonic LUMIX DMC-G5 / LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm
行者滝


銚子滝は枯れ滝、落差15m。

霊蛇滝


赤目五瀑のひとつ不動滝。落差15m、幅7m、滝壺の深さ10m。
比較的大きな5つの滝が赤目五瀑と言われている。




乙女滝


大日滝は案内板が良く分からなかった。
後で知ったが本流から離れて登山道を行かねばならないよう。
しかし水流は普段から少なく枯れ滝になっている事も多いと言う。
この日は場所が分かっていたとしても枯れていた可能性は大である。
HPでは雨が降ると高さ30m、幅7mの2段のすばらしい滝となりますと紹介されている。

赤目五瀑のひとつ千手滝。 落差15m、幅4m、滝壺の深さ約20m。




赤目五瀑のひとつ布曳滝、落差30m。




縋藤滝は枯れ滝、落差20m。

陰陽滝。滝というより流れ全体を指しているよう。


姉妹滝


柿窪滝


笄滝


雨降滝は枯れていた。落差10m。

骸骨滝


斜滝


赤目五瀑のひとつ荷担滝、落差8m。




夫婦滝


雛段滝


琴滝


赤目五瀑のひとつ琵琶滝、落差15m




岩窟滝