石川県白山市尾添にある霞滝。
国道360号線から県道53号線に入り新岩間温泉を目指す。
道は細いが通る車もほとんどないため特に支障はなく、
新岩間温泉のすぐ先にトイレも整備された駐車場がある。
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そこから元湯のある岩間ヒュッテまでの林道は、
2014年の6月から土砂崩れにより通行止めになっている。
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駐車場から元湯、噴泉塔を経由して霞滝。
往復の所要時間は5時間、通行止めルートでもあるので詳細は割愛する。
林道の途中にある無名の滝。
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林道から見下ろす霞滝。
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かつては整備されていたであろう元湯から噴泉塔までの登山道は、
滑落しそうなポイント目白押しのかなり荒れた状態であった。
また噴泉塔のある中ノ川は水量も多く流れの早い川で、
霞滝まではその中ノ川を歩かねばならないため時季を選ぶものと思われる。
実際今回9月半ばであっても膝上まで水深があり、
早い流れに何度も体を持って行かれそうになった。
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中ノ川にそそぐ支沢にある霞滝は、
繰り返された土砂崩れによるものと思われる巨石の累積した沢であった。
沢の水をかぶりながら岩場を乗り越えて進むが、
霞滝は岩陰にあるため直前までのその姿は見えない。
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落差70mと言われる二段滝で下から見えるのは下段のみだが、
素晴らしい直瀑の脇には噴き出す温泉で湯気が上がっている。
滝つぼのすぐ周りはガレ場で囲まれていて立てるスペースは限られ、
否が応でも滝前スレスレになるため瞬く間に飛沫を浴び、
自然の大感動を強制的に味わう事になる。
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